会社PCを30台入れ替えるときの選び方|総務がCPU・メモリ・SSD・画面サイズで比較したポイント
会社のPCを数台ではなく、20台、30台とまとめて入れ替えるときは、単純に「一番高性能なPC」を選べばよいわけではありません。
私も総務として約30台のPC入れ替えを検討したことがあります。そこで悩んだのが、ノートPCへ統一するか、画面サイズをどうするか、メモリは16GBで足りるのか、SSDはどこまで必要か、といった点でした。
この記事では、実際に比較して感じた「会社PCの選び方」を総務の目線で整理します。
最初に決めるのはスペックではなく使い方
PC選定で最初に見るべきなのは、CPUの型番ではありません。誰が、どこで、何に使うのかです。
- Excel・Outlook・Web中心の一般事務
- 複数のExcelを開きながらTeamsやブラウザも使う
- CADや画像編集など負荷の高いソフトを使う
- 社内だけで使うのか、持ち出すのか
- 外部モニターへ接続するのか
同じ会社でも、営業・総務・設計などで必要な性能は違います。全員に同じ高性能PCを配ると費用が膨らみ、逆に最低スペックへ寄せすぎると数年後に動作が重くなります。
私が長期利用を考えて重視したのはメモリとSSD
今回の検討では、長く使うことを前提に、メモリとSSDを特に重視しました。
一般的な事務作業でも、Outlook、Excel、Teams、ブラウザを同時に開くことは珍しくありません。さらに業務システムやPDFを開くと、PCは想像以上に多くの処理を同時に行います。
そのため私は、価格だけで8GBへ寄せるより、少なくとも16GB、長期利用や多画面作業を考える部署では32GBも候補にしました。SSDも、OSと業務データの余裕を考えると512GB程度あると運用しやすいと感じています。
ノートPC化するときは画面サイズだけで決めない
デスクトップPCからノートPCへ切り替える場合、13インチ、14インチ、15インチで迷います。
持ち運びやすさを優先するなら小型が便利ですが、社内でExcelを長時間使う人には画面が小さく感じることがあります。逆に15インチは見やすい一方、毎日持ち歩くには重さが気になります。
私は、社内据え置きに近い使い方なら大きめ、持ち運びが多い人は小さめというように、部署や働き方で分けて考える方が現実的だと思います。
USB端子・LAN・映像出力も確認する
スペック表を見るとCPUやメモリに目が行きますが、総務としては端子も重要です。
- 有線LANを直接接続できるか
- USB-Aが何個あるか
- USB-C給電に対応しているか
- HDMIなど外部モニター出力があるか
- ドッキングステーションが必要か
今まで使っていたマウス、複合機、外部モニターがそのまま使えるかまで確認しないと、PC本体以外の追加費用が発生します。
30台入れ替えるならキッティング工数もコストに入れる
台数が多い場合、PC本体価格だけでなく、初期設定にかかる時間も無視できません。
Windows Update、アカウント作成、Microsoft 365、プリンター、業務ソフト、ショートカット、データ移行。1台30分違うだけでも、30台なら15時間の差になります。
新入社員向けの初期設定については、新入社員のPCキッティング手順でも整理しています。
総務として私が見る比較項目
- 購入価格・リース費用
- CPU・メモリ・SSD
- 画面サイズと重量
- 保証期間
- 端子構成
- バッテリー交換や修理対応
- キッティングのしやすさ
- 既存周辺機器との互換性
- 3〜5年後まで使える余裕があるか
まとめ
会社PCの入れ替えでは、「今動けばよい」ではなく、数年間使う前提で考える必要があります。
私自身、約30台の入れ替えを考える中で、CPUの細かな差よりも、メモリ、SSD、画面サイズ、端子、キッティング工数まで含めて比較することが大切だと感じました。
PC管理全体については、総務がやるPC・アカウント・バックアップ管理も参考にしてください。


