会社PCを廃棄するときデータ消去はどうする?総務が返却・廃棄前に確認すること
長く使った会社PCを廃棄するとき、外側だけ見て終わりではありません。
廃棄予定のデスクトップPCを開けると、ファンにホコリがびっしり付いていて驚くことがあります。
「よくここまで頑張ったな」と思う一方で、本当に重要なのは中に残っているデータです。
最初に利用者と用途を確認する
誰が使っていたPCか、どの業務で使っていたかを確認します。
必要データを引き継ぐ
デスクトップ、ドキュメント、業務ソフト固有データなど、クラウドや共有フォルダへ移っていない物がないか確認します。
メール・ブラウザ・アプリのログインを確認する
PC内に認証情報やセッションが残っていないか確認します。
会社アカウントを端末から外す
Microsoft 365などの会社アカウント、VPN、業務システムなどを整理します。
ライセンス解除が必要なソフトを確認する
端末台数制限があるソフトは、廃棄前に認証解除が必要な場合があります。
SSD・HDDのデータ消去方法を決める
単純なファイル削除だけでなく、会社の基準や委託先の方法に沿って消去します。
記録を残す
資産番号、シリアル番号、廃棄日、消去方法、廃棄先などを残します。
業者へ渡す前に確認する
データ消去証明の有無、回収方法、保管期間などを確認します。
廃棄予定PCでも部品・周辺機器を確認する
ACアダプター、ドック、メモリなど再利用できる物がある場合は、会社ルールに沿って判断します。
古いPCの状態は次回入替のヒントになる
長年足元に置いたデスクトップはホコリをかなり吸います。
故障理由や使用年数を残しておくと、次回の更新周期を考える材料になります。
廃棄はPC更新の最後の工程
新PCの準備だけに意識が向きがちですが、旧PCを安全に処理して初めて入替が終わります。
会社PCを30台入れ替えるときの選び方も参考にしてください。
PC入替では「新しいPCを渡したら終わり」ではありません
私が会社PCの入替を進めるときは、新PCのキッティングと同じくらい、旧PCをどう処理するかを先に考えます。
約30台規模で入替を考えると、旧PCも同じだけ発生します。ここで回収方法やデータ消去を後回しにすると、倉庫や机の下に「とりあえず保管」のPCが増え、誰の端末だったのか分からなくなりやすいからです。
そのため、私は次の情報を資産台帳とつなげて管理する方がよいと考えています。
- 旧PCの使用者
- 資産番号・シリアル番号
- 新PCへのデータ移行完了日
- Microsoft 365などのアカウント確認
- 再利用・予備機・廃棄の区分
- データ消去方法
- 回収・廃棄日
特に注意したいのが、「初期化したから大丈夫」と自己判断しないことです。会社の基準や委託業者の消去方法を確認し、必要に応じて消去記録や証明を残します。
また、旧PCにしかないファイルや業務ソフトのデータがないかを確認する前に処分すると、あとから取り戻せません。データ移行完了の確認 → アカウント整理 → 消去 → 廃棄記録の順番にすると抜けを減らせます。
PC・スマホ・ライセンスを一覧で管理する方法は、総務のIT資産台帳に入れたい項目も参考にしてください。
まとめ
会社PC廃棄では、データ引継ぎ・アカウント・ライセンス・データ消去・廃棄記録まで確認します。


