「今の会社を辞めたい。」

そう思っていても、なかなか転職活動を始められない人は多いと思います。

今よりいい会社が見つかる保証はない。

年収が下がるかもしれない。

人間関係は入社してみないと分からない。

そもそも、自分を採用してくれる会社があるのか。

考え始めると、不安はいくらでも出てきます。

私はこれまで4回の転職を経験してきました。

そして、総務・採用担当として10年以上、今度は反対に**「採用する側」**として多くの応募者を見てきました。

転職する側と、採用する側。

両方を経験してきたからこそ思うことがあります。

転職を考えたからといって、すぐに会社を辞める必要はありません。

まずは、

「今の自分には、どんな選択肢があるのか」

を知ることから始めればいいと思っています。

転職するか、今の会社に残るか。

決めるのはそのあとでも遅くありません。

今回は、採用担当歴10年以上、転職4回の私が、転職を考えている方に伝えたいことを書いてみます。

私も会社選びで失敗しました

私自身、最初から上手に会社を選べていたわけではありません。

昔の私は、

会社名。

知名度。

勤務地。

そんな分かりやすい条件に目が向いていました。

実際に働いたことがあるのは、六本木にある超高層オフィス。

しかも最上階です。

聞こえはいいですよね。

「六本木の高層ビルで働いている」

なんて言ったら、なんとなく格好いい感じもします。

でも、実際の働き方は別でした。

毎日、終電近くまで残業。

春になっても桜が咲いていることに気付かない。

駅直結だったので、外で雨が降っていることすら分からない。

そんな生活をしていました。

そこで初めて気付いたんです。

会社は、外から見ただけでは分からない。

有名な会社だから自分に合うとは限りません。

立派なオフィスだから働きやすいとも限りません。

年収だけで会社を選んでも、それ以外の部分で苦しくなることもあります。

逆に、知名度の高くない会社でも、自分にとっては非常に働きやすい会社かもしれません。

会社選びで大切なのは、

「世間から見ていい会社か」ではなく、「自分にとっていい会社か」

なのだと思います。

転職したいと思ったら、まず「なぜ辞めたいのか」を考える

「会社を辞めたい」

と思ったとき、私はいきなり退職届を書くことはおすすめしません。

まず、

なぜ辞めたいのか。

これを一度整理してみてほしいです。

給与が低い。

残業が多い。

休日が少ない。

仕事内容が合わない。

人間関係がつらい。

会社の将来が不安。

評価制度に納得できない。

通勤が大変。

理由はいろいろあると思います。

ここを整理しないまま転職すると、次の会社でも同じことで悩む可能性があります。

たとえば、

「今の会社は年収が低いから転職したい」

のであれば、次の会社では年収を重視する必要があります。

「家族との時間が取れない」

のであれば、年収だけではなく年間休日や残業時間、通勤時間も重要になります。

転職で大切なのは、

今の会社の何が嫌なのかを知ること。

それが分かれば、

次の会社に何を求めるのか

が見えてきます。

転職先に求める条件を書き出してみる

私なら、転職活動を始める前に条件を書き出します。

たとえば、

  • 希望年収
  • 勤務地
  • 許容できる通勤時間
  • 年間休日
  • 残業時間
  • 転勤の有無
  • リモート勤務の可否
  • やりたい仕事内容
  • 会社の規模
  • 絶対に避けたい条件

などです。

ただし、すべての条件を満たす会社はなかなかありません。

そこで、

「絶対に譲れない条件」

と、

「できれば叶えたい条件」

に分けます。

たとえば私なら、

「年収は○万円以上」

「通勤は○分以内」

「年間休日は○日以上」

というように、できるだけ具体的にします。

ここが決まっていないと、求人を見れば見るほど迷います。

年収は高いけど遠い。

家から近いけど休日が少ない。

仕事内容は面白そうだけど転勤がある。

求人には必ず一長一短があります。

だからこそ、

自分なりの会社選びの基準

を持っておくことが大切です。

「転職する」と決める前に求人を見ていい

転職活動というと、

求人を探す。

応募する。

面接を受ける。

内定をもらう。

会社を辞める。

という流れを想像するかもしれません。

でも、私はもっと手前から始めていいと思っています。

それは、

求人を見ることです。

まだ転職すると決めていなくても構いません。

自分の住んでいる地域には、どんな求人があるのか。

今の経験なら、どんな仕事に応募できるのか。

今より年収が高い会社はあるのか。

未経験でも挑戦できる仕事はあるのか。

まず知る。

それだけでも十分です。

転職市場を見た結果、

「今の会社って意外と条件がいいんだな」

と思うかもしれません。

それなら、今の会社に残るという選択もできます。

逆に、

「同じ経験でも、こんな条件の会社があるんだ」

と気付くかもしれません。

知らなければ比較できません。

転職するかどうかを決める前に、まず自分の外にどんな選択肢があるのかを知っておく。

私はそれだけでも価値があると思っています。

転職活動は「情報量」で差がつく

私は転職活動では、情報量が非常に重要だと考えています。

会社員として働いていると、自分の会社のことは分かります。

でも、他社のことは意外と知りません。

同じ仕事をしている人が、他社ではどれくらいの給与をもらっているのか。

自分の経験が、どんな業界で評価されるのか。

どんな求人が増えているのか。

自分の住んでいる地域では、どんな会社が募集しているのか。

こうした情報は、自分から見にいかなければなかなか入ってきません。

だから私は、

転職するか迷っている段階でも、求人を見ること自体には意味がある

と思っています。

応募するかどうかは、そのあと決めればいいんです。

採用担当をしていて感じた「もったいない人」

採用担当として応募書類や面接を見ていると、

「この人、もっと評価されてもいいのにな」

と思うことがあります。

原因の一つが、

自分の経験を、自分で過小評価していること

です。

たとえば、

毎日遅刻せず働いてきた。

後輩を教育した。

お客様からのクレームに対応した。

売上を管理した。

在庫を管理した。

Excelで資料を作った。

アルバイトのシフトを作った。

取引先と交渉した。

本人にとっては、

「普通に仕事をしていただけ」

かもしれません。

でも、企業から見ると違います。

そこには、

継続力。

コミュニケーション能力。

教育経験。

PCスキル。

問題解決能力。

調整力。

さまざまな能力が隠れています。

「自分には何のスキルもない」は本当でしょうか

転職を考えている人から、

「自分には特別なスキルがありません」

という話を聞くことがあります。

でも、本当にそうでしょうか。

たとえば営業職なら、

顧客対応。

プレゼン。

見積作成。

社内調整。

クレーム対応。

数字の管理。

さまざまな経験をしています。

販売職なら、

接客。

在庫管理。

売上管理。

アルバイト教育。

シフト管理。

こうした経験があります。

経験は、別の仕事にも転用できます。

営業経験を活かして採用担当になることもできます。

販売職で培った対人能力を活かしてバックオフィスへ転職することもできます。

実際、総務でも現場経験が役立つことはたくさんあります。

大切なのは、

「何という職種だったか」ではなく、「そこで何を経験したか」

だと思っています。

転職活動で求人探しに時間を使いすぎない

仕事をしながら転職活動をするのは、想像以上に大変です。

仕事から帰ったら疲れている。

休日は休みたい。

家族との時間もある。

その状態で求人サイトを開いて、

何百件もの求人を見る。

企業を調べる。

履歴書を書く。

職務経歴書を作る。

面接の日程を調整する。

全部やろうとすると、かなりの負担です。

だから私は、

最初から完璧な転職活動をしようとしなくていい

と思っています。

まずは条件を決める。

求人を見る。

気になる会社を保存する。

少しずつ始めればいいんです。

転職は、今日始めて明日決めるものではありません。

転職を決める前に「自分の選択肢」を見てみる【PR】

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「転職するかどうかはまだ分からない」

「でも、今の会社にずっといるのも少し不安」

そんな方は、まず転職サイトで求人を見てみる方法があります。

その選択肢の一つが、リクナビNEXTです。

さまざまな業種・職種の求人を探せるため、

「まだ転職先を具体的に決めていない」

という段階でも、どんな選択肢があるのかを調べる材料になります。

私ならまず、

自分の勤務地。

希望年収。

興味のある職種。

このあたりから検索してみます。

そして、

「どんな会社が募集しているのか」

を見ます。

ここで大切なのは、

求人を見たからといって、転職しなければならないわけではない

ということです。

気になる会社がなければ、今すぐ転職しなくてもいい。

今の会社の方が条件がいいと気付くかもしれない。

逆に、

「この会社なら話を聞いてみたい」

と思える求人に出会うかもしれません。

まず選択肢を知る。

そこから考えればいいと思います。

※サービス内容、キャンペーン、対象条件などは変更される場合があります。最新情報は公式ページをご確認ください。

職務経歴書は「すごい実績」を書くものではない

転職活動を始めると、多くの人が職務経歴書で手を止めます。

「何を書けばいいか分からない」

「実績なんてない」

「アピールできることがない」

そう思うかもしれません。

でも、職務経歴書は自慢大会ではありません。

採用担当が知りたいのは、

あなたがこれまで何をしてきたのか

です。

たとえば、

「営業を担当」

だけでは、どんな仕事をしていたのか分かりません。

でも、

「法人顧客○社を担当し、顧客対応、見積作成、社内調整まで担当」

と書けば、仕事のイメージができます。

数字で説明できることは数字を使う。

数字がなければ、

担当したこと。

工夫したこと。

改善したこと。

後輩に教えたこと。

トラブルを解決したこと。

こうした経験を思い出してみてください。

意外と書けることはあるはずです。

第二新卒でも転職を必要以上に怖がらなくていい

若い方から、

「新卒で入った会社をこんなに早く辞めて大丈夫でしょうか」

という相談を受けることがあります。

もちろん、短期間で何度も転職を繰り返している場合は、企業側が理由を確認することがあります。

でも、

「第二新卒だから転職できない」

ということではありません。

社会人として一度働いた経験がある。

基本的なビジネスマナーを経験している。

そして、まだこれから新しい仕事を覚えていける。

企業によっては、第二新卒を積極的に採用しています。

大切なのは、

「なぜ辞めるのか」

だけではなく、

「前職で何を学び、次はどう働きたいのか」

を説明できることです。

「前の会社が嫌だったから辞めました」

で終わるのではなく、

前職で何を経験したか。

何が合わなかったのか。

そこから何に気付いたのか。

次の会社ではどうしたいのか。

ここまで整理できれば、転職理由の伝わり方は大きく変わります。

「最低3年」は絶対的なルールではない

「最低でも3年は働いた方がいい」

という言葉があります。

確かに、長く働くことで見えるものはあります。

仕事を覚える。

後輩ができる。

責任ある仕事を任される。

一通り経験して初めて、その仕事の面白さが分かることもあります。

だから、

「嫌なことがあったらすぐ辞めればいい」

とは私は思いません。

一方で、

「まだ3年経っていないから」という理由だけで働き続ける必要もない

と思っています。

3年という数字より、

なぜ辞めたいのか。

今の問題は解決できるのか。

転職すれば解決するのか。

そこを考える方が重要です。

転職するかどうかは、情報を集めてから決めればいい

転職を考えたからといって、必ず転職する必要はありません。

まず、

なぜ辞めたいのか。

そして、

次の会社では何を変えたいのか。

を考える。

次に、

自分にはどんな求人があるのか

を調べてみる。

その結果、

「今の会社でもう少し頑張ろう」

と思うかもしれません。

それも立派な選択です。

逆に、

「こんな会社もあったんだ」

「自分の経験でも応募できるんだ」

と気付くかもしれません。

それなら、初めて応募を考えればいい。

私はこれまで4回転職しました。

会社選びで失敗したこともあります。

そして採用担当として10年以上、今度は転職してくる人を迎える側も経験しました。

両方を経験したからこそ思います。

一度入った会社だけで、その後の人生やキャリアがすべて決まるわけではありません。

転職することだけが正解でもありません。

今の会社に残ることだけが正解でもありません。

大切なのは、

自分で選べる状態にしておくこと

だと思います。

そのためには、まず知ることです。

自分の経験。

自分が大切にしたい条件。

そして、世の中にはどんな会社や仕事があるのか。

もし今の働き方に少しでも違和感があるなら、いきなり会社を辞めるのではなく、まず求人を眺めるところから始めてみてもいいのではないでしょうか。

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転職するかどうかは、求人を見てから考えても遅くありません。

まずは「今の自分にはどんな選択肢があるのか」を知るところから始めてみてはいかがでしょうか。

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