エントリーシート(ES)を書くとき、「何を書けば評価されるのか」「立派な経験がない」と悩む人は多いと思います。

採用担当として多くの応募書類を見てきましたが、ESは文章のうまさを競うものではありません。質問にきちんと答えているか、その人の経験が具体的に伝わるか、会社を選んだ理由につながっているか。この3点がとても大切です。

総務の桜場さん
総務の桜場さん
ESは文章コンクールじゃないです!きれいな言葉を並べるより、「この人は何をしてきたんだろう?」が具体的に伝わる方が読みやすいですよ。

この記事では、初めてESを書く人でも使えるように、自己PR・ガクチカ・志望動機の考え方を整理します。

採用担当がESで最初に見ること

質問に答えているか。 「あなたの強み」を聞かれているのに、経験の説明だけで終わっていると、採用側は結論を探さなければなりません。

具体的な経験があるか。 「コミュニケーション力があります」だけでは分かりません。誰と、どんな状況で、何をしたのかがあると人物像が見えます。

他の回答と矛盾していないか。 自己PR、志望動機、面接の内容がつながっていると、応募者の考えが理解しやすくなります。

まだ自分の強みが言葉になっていない場合は、先に新卒就活の自己分析のやり方から進めると書きやすくなります。

ESは「結論→経験→行動→学び」で書く

どの質問でも、最初に結論を書きます。そのあとに経験、具体的な行動、そこから得たことを続けると読みやすくなります。

たとえば自己PRなら、「私の強みは○○です」から始め、その強みが表れた経験、工夫した行動、結果や学びを説明します。最後に、仕事でもその強みをどう使いたいかを書けば十分です。

自己PRの書き方

自己PRは「自分がすごいこと」を証明する欄ではありません。自分がどんな行動をする人なのかを、具体的な経験で説明する欄です。

強みは一つに絞り、その強みが分かる経験を一つ選びます。アルバイト、部活動、ゼミ、学業、趣味でも構いません。大切なのは、その場面で自分が何を考え、どう動いたかです。

ガクチカの書き方

ガクチカは、成果の大きさよりも過程を見ます。「全国大会で優勝」のような実績がなくても問題ありません。

何を目標にしたか、どんな課題があったか、自分がどう動いたか、結果どうなったか、何を学んだか。この順番で整理すると伝わりやすくなります。

採用側は、その経験そのものより、仕事でも同じように考えて動けそうかを見ています。

志望動機の書き方

志望動機で避けたいのは、「成長できそうだから」「雰囲気が良さそうだから」だけで終わることです。

まず、その会社のどこに興味を持ったのかを書きます。事業、仕事内容、顧客、社員の話、インターンで感じたことなど、きっかけは具体的な方が伝わります。

次に、自分の経験や価値観とどうつながっているかを書きます。インターンシップに参加した経験がある場合は、そこで見た仕事や社員の話を材料にできます。

ESでよくある失敗

質問より長い前置きから始める。 最初の一文で結論が分かるようにします。

抽象的な言葉が多い。 「頑張りました」「成長しました」ではなく、何をしたのかを書きます。

実績を大きく見せすぎる。 ESの内容は面接で掘り下げられます。事実の範囲で、自分が説明できる内容を書く方が安心です。

どの会社にも同じ志望動機を使う。 会社ごとの違いが入っていない文章は、志望理由が伝わりにくくなります。

提出前に確認する5項目

質問に答えているか。最初に結論があるか。具体的な経験があるか。企業名や内容に間違いがないか。面接で自分の言葉で説明できるか。この5つを確認してから提出してください。

ESを書いたら次は選考対策へ

ESに書いた内容は、その後の面接でも聞かれる可能性があります。提出した文章を保存しておき、自分がなぜそう書いたのかまで説明できるようにしておきましょう。

グループ選考がある場合はグループディスカッションのコツへ、個人面接の準備は新卒面接でよく聞かれる質問へ進んでください。

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