ブログ

離乳食と補完食って何??

最近、離乳食ともう1つ、補完食という言葉が話題になっています。 なんだか聞きなれなくて難しそうですよね。

ここでは簡単にご説明します!!

もともと赤ちゃんが食べるものとしてある離乳食、そしてWHO(世界保健機関)が離乳食に代わる言葉として提唱しているのが補完食です。

母乳だけでは足りなくなる栄養を補うことがコンセプトになっています。 要は、1口の栄養の濃さにこだわるということです。 たとえば、補完食の方が離乳食の常識よりも早いペースで濃これは母乳やミルクよりもカロリーや栄養が少ないものをなるべく与えないようにと考えられているからです。

水分ばかりで米の少ないお粥よりも、しっかりお米が入ったお粥の方が栄養がありそうですよね? 離乳食の初期(5、6ヶ月)は10倍粥といって、お米1:水10のお粥からスタートします。 そして、中期(7、8ヶ月)から7倍粥といわれる、お米1:水7のお粥を与えるという段取りです。

一方補完食は、初期から5倍粥といわれるお米1:水5のお粥からスタートが望ましいと言われています。 ただ、これは栄養をとことん重視した考え方です。 今まで母乳やミルクしか飲んだことのない赤ちゃんにとって、5倍粥では飲み込むのが難しくなってしまいます。

特に最初はお粥を完全なペースト状に潰すため、とけたお餅のようなネットリ食感になってしまうからです。 そのため、私は最初の1週間を10倍がゆ、次の2週目を9倍や8倍、さらに次の3週目に7倍粥…と少しずつ進めていきました。

このような、離乳食と補完食のいい所どりを目指した本になっています。 1口でも効率よく栄養を取れるので、少食ぎみな赤ちゃんにも安心です。 私の子どももあまり食べない時期があったのですが、 「1口でも栄養たっぷりだから大丈夫!」 と気楽にかまえることができました。 この本の離乳食という表記も離乳食=補完食と思っていただいて大丈夫です。

すべてに離乳食(補完食)と表記するとクドくなってしまうので離乳食で統一しました。